すぐに褒める
ワンちゃんを褒めるときには、『すぐ!』が基本です。望ましい行動を取った直後に褒めることで、ワンちゃんに『これをすればいいんだ』と理解してもらうことができます。
これが一瞬でも遅れてしまうと、何で褒められたのか分からず、飼い主の意図が正確に伝わりません。
これは叱る時もそうなのですが、望ましくない行動をした直後に『ダメ!』というふうに注意しないと、なぜ叱られたのか、ワンちゃんはさっぱり分かりません。
これは言葉で表現すると、簡単なように見えますが、実は結構大変です。
たとえば、オスワリのトレーニングをしていて、一瞬だけ座れたとします。でも、褒めた時には、立ちあがろうとしていた。この場合、ワンちゃんは立ちあがろうとしたことを褒められたと勘違いします。
トレーニングを始めたばかりの時に、ワンちゃんを観察していると分かりますが、色々な動作をしています。時にワンちゃんが本来、苦手なことを教えようとする場合、すぐに、それを止めようと違う行動をとりますから、望ましい行動をとった瞬間を狙って、ピンポイントで褒めないと、メッセージを伝えることが出来ません。
そのためには、ワンちゃんの動きに集中しながら、しつけのトレーニングを行うことが大切です。